エンジェル投資家やインキュベーター、スタートアップ企業が普段の生活の周りにいない場合、自分をアントレプレナー(起業家)と呼ぶことは無縁だと思っているかもしれません。しかし、そうでもないのです。そもそもアントレプレナーとは、自分でビジネスを立ち上げ、経営する人のことです。アントレプレナーには、さまざまな経歴や経験を持ち、色々な道を歩んできた人がいます。また、さまざまな業種、形態や規模の事業があります。今回、2020年度Sony Talent League by THUのグランプリに輝き、ついにアントレプレナーという肩書きを手にしたディルルバ・テイファンさんに、このテーマについての見解を伺いました。
私にとって最も予想外だったのは、"私はアントレプレナー "と言っていることです。自分の口からその言葉が出てくるのは驚きです。そして、リーダーとなり「Together」というとんでもないプロジェクトを指揮することに挑戦しました。予想外でしたが、本当に充実した時間でした。- ディルルバ・テイファン(STLでの経験の中で最も予想外だったことを聞かれ、こう答えています。)
あなたにとって「アントレプレナー」とは何ですか?
何かを成し遂げる人。自分のプロジェクトに人を巻き込み、ビジョンや使命を通じてその活動を広げ、目的を持ってエネルギーを注ぐ人。
クリエイターの中には、その言葉や意味合いを嫌ったり、ためらったりする人がいると思いますが、それはなぜでしょうか?
「起業家」というと、過剰な消費や不健全な関係を助長するような業界の巨大企業を連想しがちなのだと思います。今まで、起業家精神というものを自分のこととして考慮してきませんでしたが、Sony Talent Leagueの期間中、さまざまな場面で「アントレプレナー/起業家」という言葉が出てきました。それは純粋に私がやろうとしていたことだからです。人を巻き込み実現させるということです。"Togather "のようなプロジェクトは、一人ではやりたくないし一人ではできないということを認識して、アイデアを具現化しました。私たちは、起業家の背後にある動機のことを忘れがちです。起業家のマニフェストや、そのビジョンを支える人々こそが、アントレプレナーの本当の意味するところなのです。
アントレプレナーとしての自分をどう捉えていますか?
正直なところ、この点については悩んでいます。特にこのチャレンジの期間中チームスピリットを発揮した後は、アーティストや起業家という言葉は対極にあるように感じることがあります。しかし、そうでないことを証明する十分な例があるのですが...。THUメインイベントの期間中、そしてその後と、初めてワークショップを開催するにあたり、再び起業家精神を感じました。自分や自分のプロジェクトのためにならないものを捨て去り、達成可能な目標にエネルギーを集中させることで、他の人たちにもエネルギーを注いでもらえるようになりました。一口サイズの目標で少しずつ前進です!
その肩書きを受け入れたことで、自分の中やあるいは他の場所でどのような扉が開きましたか?
自分を、発起人、あるいはアイデア溢れる胞子のようなものと考えることで、この肩書きに対して力が湧いてきました。自分が集めたいと思う才能ある人々を探し出し、つなぐ人としての運命を受け入れることができました。橋渡し役です。今では、興味や情熱を共有する人たちに協力を呼びかけ一緒に取り組んだ経験を、将来アイデアや実現したいことのために活かせると思います。
起業家として成功するために、自分が最も成長しなければならない、あるいは学ばなければならないことは何だと思いますか?
成功と失敗への恐れ(両方だと強く思っています)。それと、お金について話すことです。これは、他のプロジェクトがどのように起ち上がり実行しているかを見れば見るほど、上手になるものだと思います。
起業は単独で行うものだと思いますか?またそうでない場合、どのようなものだと考えていますか?
この質問に答えられるほどの経験があるとは思えません。私が感じたところでは、作品を作り上げるアーティストになることよりも一人ではないと思います。なぜなら、誰もがアクセスできるウェブの交差点となり、フィードバックを常に受けることになるからです。
これまでのところ、あなたにとって最大のチャレンジとやりがいは何ですか?
チャンレンジ:10年以上の付き合いになる親友と一緒に仕事をして、お互いの強みや弱みを発見したこと。
やりがい:他のクリエーターとウェブ上でつながっているという感覚は常に進化していて、さまざまな人に参加してもらい、自分のアイデアを共有し走り続けている限り、絶え間なく広がるということ。
最後に冗談半分で!皆さんは性格のタイプについて話しますが、私は神話上の生き物のタイプに興味があります。あなたが神話上の生き物だとしたら、何になりますか?
ファンタジーの分野は得意でないので、色々調べましたよ。そうですね...。正直に言うと、海賊の方がずっと好きです。ドリュアス(木の妖精)?誰かが、今年のTHUメインイベントで見つけた3番目の妖精だと言っていました...。もしかしたら、本当は妖精で、私だけがそれを知らなかったのかもしれません。
以上が、リアルで生身の新進起業家からの洞察です。次回、この言葉を目にして、自分には当てはまらないと思っても、その考えをもう一度検討してみてはいかがでしょうか。そして、もしまだそこまで辿り着いてはいないけれど、飛び込んでみようと考えているのであれば、あなたを導き、情報を提供してくれるTHUトライブという仲間がいることを忘れないでください。Discordで連絡を取り、その豊富な知識源を利用して、会話の先にあるものを確認してみましょう。
Sony Talent Leagueは、今年新しくなって戻ってきました。もっと詳しく知りたい方、応募したい方は、こちらから :)