昨年のSony Talent League by THU(以下、STL)では、ファイナリストに残った3チームが、10週間に渡ってメンターの指導を受けながらアイデアを練り、新たな高みへと進みました。

果たして、その結果はどうだったのでしょうか?ファイナリストのチームはどこにたどり着くことができたのでしょう?この体験を通し、参加者たちは人生をどのように変えたのでしょうか?私たちは、ファイナリストたちに連絡を取り、彼らが得たものやSTLが人生に与えた影響について聞いてみました。

 

スタジオの設立

 

STLで得た恩恵は、自分たちのスタジオ「Naota」を立ち上げたことでした。(Naotaとは「夢を見る」という意味です。なぜなら、私は自分の夢を追いかけているから。当時は感傷的になっていました...。)Naotaスタジオは現在、最初のIPである「Kawia's Adventure(カウィアの冒険)」の制作に取り組んでいます。本格的なスタジオで、現在パートナーを獲得しながら作業を進めています。できれば、イノベーションとアニメーションに関する講演会「イントラ・アフリカントレードフェア」の後、1月から制作を開始したいと考えています。  - リディア

 

新しい役割を受け入れる

 

最大の学びは、コミュニケーションをうまくとること、また初めてクリエイティブ・ディレクターになったことです。(自分が自己中心的にならないように、チーム内のすべての声に耳を傾けることも大切でした)学ぶということは、ある程度までは全く心地よいものではありませんが、私にとって学ぶことは最も楽しいプロセスでもあります。常に、失敗・学び・立ち直りの連続で、それが本当にすばらしくもっと続けたいと思いました。- ステファン・R

 

信頼について学びました。自分自身と、自分のアイデアをオープンにする人たちを信頼しながら、リードすることを学びました。これは、「Togather」のプロジェクトを通じてもっと推し進めたいと思っています。ビジョンに磨きをかけ、自分のプロジェクトに適切な人たちを呼び込み、また他の人のプロジェクトにも影響を与えていきたいです。- ディルルバ

 

恐怖心の克服

 

何事もやってみなければわかりません。自分の作品をシェアするのが怖いとか、人生はつらいから無関心をよそおうとか、拒絶されるリスクを負いたくないとか、そういう気持ちはわかります。いい気持ちではありませんよね。でも、ちょっと考えてみると、そんなに深くも怖くも重くもないと思いませんか。自分の作品を誰かとシェアするだけのことで、思っている以上にみんなが何度も経験していることだと思います。- リディア

 

この学びで、不快感に対する考え方を一変させられました。普通、困難な状況を避けたり、少しでも難しいことに直面する前にできるだけ先延ばしにする傾向があると思います。しかし、STLではそれを変えなければなりませんでした。プロジェクトで目標と掲げたことを達成しなければなりませんでした。今回は時間が重要で、必要なものはすべて揃っていたから、言い訳の余地はありませんでした。- タビ

 

自己受容

 

もう一つの大きな成長のポイントは、自分の処理時間を進化させ、何かを明確にするのに思ったよりも時間がかかっても、あまりイライラしないようにすることでした。アイデアはさまざまな条件で具体化するものですから、無理にではなく、そのためのスペースを確保するのが良いと思います。- ディルルバ

 

自信がとてもつきました。色々な点で完璧主義者でしたが、多くの場合ネガティブな結果をもたらしてきました。自分の作品の良し悪しを共有したり、他の人と一緒に仕事をしたり、人としてもアーティストとしても自分の価値を認めることができるようになりました。以前のように "NO"と言われるのが怖くないし、自分がかなりクールなものを作れるという事実もわかりました。- リディア

 

今回話を聞いたすべての人にとって、STLは自分探しの旅であり、自信、知識、決意を深め、自分自身とプロジェクトを信じればどれだけのことができるかを知ることができました。途中で曲がりくねった道もあるでしょうが、行動科学者のスティーブ・マラボリの言葉を借りれば、「人生のでこぼこ道こそ、最高の場所に通じるようだ」ということになります。

 

まだ応募していない方は、11月14日までにアイデアを提出して、この旅を実際に体験してみてください。新しいSony Talent League by THUのファイナリストになることは、あなたの手の届くところにあります。