チームワーク、コラボレーション、相乗効果と、「チーム+ワーク」について語るときに出てくるキャッチフレーズや用語は、誰もが耳にしたことがあるでしょう。そして、共通の目標に向かって適材が集まれば魔法のような効果が起こることも知っているでしょう。しかし、どうすればこのようなチーム力を育むことができるのでしょうか?ドリームチームをつくるために、ペアリングがうまくいく可能性を高めるためにはどうすればいいのでしょうか?考慮すべき点は、実はとても簡単です。
気にかける
あなたは、新しい品質管理マネージャーのボブと一緒に仕事を始めたばかりです。彼は内気でおとなしく、ほとんどの場合自分の内に閉じこもっています。もし毎週月曜日に提出される品質管理レポート以外で彼のことを知ろうとあなたから努力すれば、率直で正直な会話をする可能性が高くなるでしょう。お互いの信頼と理解を深めることで、それぞれの役割や部門の課題を共有することができ、壁にぶつかったときには、よりオープンでクリエイティブな解決策を見出すことができるでしょう。そして、お互いを単なるシステムの歯車としてではなく、人間として気にかけていることがわかれば、お互いの関わり合いもより楽しいものになります。そして、その過程で素晴らしい友人関係を築くことができるかもしれません。
お互いの強みを生かす
あなたは3Dの達人で、シェリーは照明の達人です。完璧ですね!その強みを生かしましょう。各人の得意分野や興味に基づいてプロジェクトやタスクを分担して進めれば、可能性は無限に広がります。覚えておいてほしいのは、すべてをこなす必要はないということです。自分が複数のことをできるとしても、誰かに専門分野や頑張っている分野の主導権を任せることはメリットがあります。そうすることで、他の分野での活動に余裕が生まれ、メンターとしての力を発揮することもできるのです。みんなが貢献度具合に満足していれば、責任感を感じ、より積極的に参加してくれるでしょう。
コミュニケーション!さらにコミュニケーション!
自分だけの世界に閉じこもっていると、外にも世界が存在していることを忘れてしまいがちです。あなたが取り組んでいることが何であれ、それがどのように進んでいるのか、どんな困難に直面しているのか、状況を改善するためのアイデアがあるのか、そういったことを知り、参考にしたいと思っている人がいるはずです。全員に情報を提供することは重要ですが、優れたアイデアはいろいろな所で生まれることを忘れないでください。より広くコミュニケーションを取ることを心がけてみましょう。緊迫した状況では難しいかもしれませんが、時間をかけて話し合うことが非常に重要です。必要であれば、一息ついて自分の考えや気持ちを整理し、冷静に対処しましょう。しかし、不満を抱え込んでしまうと、余計な恨みや誤解を招くことになりかねません。私たちは大人です。正直に、そしてオープンに話し合えば、みんなで学び、より良くより強く成長することができます。
評価する
あなたはフェイシャルアニメーションの次の大きな一歩を頑張っていますが、あなたが1週間行き詰まっていた問題を解消する解決策を思いついたのはジェロームでした。そのことを軽んじたり、最悪、自分の手柄にしてはいけません。むしろ、祝福しましょう。評価すべきところを評価しましょう。すばらしいリーダーやチームメイトとは、周囲の人々を高める人です。さらにジェロームが自分の存在を認められている、役に立っている、感謝されていると感じることに加えて、あなた自身も自分が正しいことをしていると実感できます。また、チームメンバーは自分の貢献が評価されていることを知ると、その勢いを維持したいと思うようになります。これは、一般的な感謝の気持ちを示す場合にも当てはまります。大小にかかわらず、すべての関わりや努力が大切です。心からの感謝を伝えてください。
謙虚な気持ちを大切にする
人は自分が一番よく知っていて、上品で礼儀正しい振る舞いをしていると思いたいものですが、実際は誰でも間違いを犯します。大切なのは、常に正しいとか落ち着き払っているということではなく、自分に非があるときにはそれを認めることです。そして、それを誠実に実行することです。自分の過ちを真っ先に認め、否定的な意見にも目を向け(相手の意見を否定するのではなく、実際に考慮する)、改善する努力をしてみましょう。私たちは人間であり、まだまだ未完成です。しかし、その人間性がお互いを結びつけ、理解する助けとなるのです。初めの「謙虚の一口」は酸っぱいかもしれませんが、それが自分自身の前向きな進化の一歩であることに気づけば、次第に好きになっていくでしょう。
一緒に祝う
映画やゲームの公開、マーケティング戦略の発表など、節目となる成果を祝うことは簡単ですが、そこに至るまでには何百もの小さな成果があります。大事なことだけでなく、小さな達成や成果もチームでお祝いしましょう。特に困難な状況にあるときは、小さなことが人と人との距離を縮め、みんな一緒だということを思い出させてくれます。私たちは一人ではありません。力を合わせれば大きなことが達成できるのです。だからこそ、個人に然りチーム全体に然り、大小いろいろな成果に拍手を送ることを忘れないでほしいのです。
これはほんの始まりにすぎません。チームの活力を推し進めるには101の方法があります。だからこそ現状からスタートして、改善できる部分を見つけ、それを積み重ね継続していきましょう。みんなが一緒にいれば、より強く、より大胆になれます。みんなと一緒だと、魔法を起こせるのです。