チャンスを掴むため新しい挑戦を受け入れる。そうさせるのは何ですか?
私たちは何度も岐路に立たされ、躊躇します。自信を失くし、スキルや才能、アイデアを過小評価し、「時間がない」「忙しい」「うまくいかない」といった言い訳を重ねてしまいがちです。なぜでしょう?それは、他人に評価される舞台へ、最初の一歩を踏み出し、自分をその場に置くことが難しいからです。確かに、ひるみますよね。しかし、多くの場合そのような瞬間にこそ、ネガティブな意見を封じ込め、前に進むことが必要なのです。
わかっていますとも。確かに、言うほど簡単なことではありません。正直、ものすごく勇気のいることです。しかし、恐れを認めることは、自分の力を取り戻すための最初のステップです。考えてみてください。自分が何をしているのか分からない状態で、勇気を持って何かにチャレンジしたことはありますか?今まで1000回以上もあるって?よく考えてみると、恐怖心は、私たちを麻痺させるためではなく、行動に駆り立てるためのきっかけとして存在するのです。
恐れを克服してチャレンジすることがどのようなものかを理解するために、STL第1回ファイナリストである"Icebreakers"、"Togather"、"Kawia's Adventure"の3チームにインタビューを行いました。応募のはじめからゴールまで、彼らが「イエス」と言うまでの道のりを形作ったものを、ぜひ読んでみてください。
STLチャンレンジで何が心に残りましたか?
STLで私が一番心に残ったのは、プロジェクトが完成形でなくてもアイデアがあれば、そこから発展させることができるということでした。また、世界中の人々が参加できるという受け入れの姿勢にも共感しました。- タビ・カラバ
私がこのプロジェクトに参加しようと思ったのは、友人や同僚と共に自分の作品を作り、THUやソニーのプラットフォームを通じてたくさんの人々に届けることができると思ったからです。クライアントや個人のプロジェクトよりも、目的を感じました。- シェリー・グラフ
応募を断念しようと思ったことや、過程途中で諦めようと思ったことはありますか?また、そのハードルを乗り越えられたのはなぜですか?
実際のところ、応募の送信ボタンを押すまでにはかなりの時間がかかりました。すべて入力をしてからタブを閉じ、2週間ほど考え込んでしまったのです。ひとつには、実際に送信するということが怖かったということがあります。お気に入りのフワフワのセーターを着てプレゼンを録画したのですが、独り言を言っているようで楽しかったです。隔離生活をしていると、そう思えてくるのです。私のプロジェクト資料は、少なくとも私の目にはリラックスしすぎているかなと映りました。父のジョークが入っていたり...ひどいダジャレが入っていたり。業界のプロフェッショナルに、どうしてそんなものを見せるのか、ブラックリストに載ったらどうしよう、最悪、嫌われたらどうしよう......。私はかなり不安になっていました。不安が雪だるま式にどんどん大きくなりすぎて、自分でもばかばかしいと思うほどになりました。THUからリマインダーのメールが来たとき、起こり得る最悪のことってなんだろうと考えて、ログインして送信しました。- リディア・マグレ
私のアイデアがきちんと「デジタル」という領域にあてはまるかどうか躊躇していました。不思議なことに、チャンレンジの概要に書かれている「デジタルエンターテイメント」という言葉にこだわり、それが必要以上に頭の中で膨らんでしまい、自分のアイデアを世界に向けて発信することができなくなる寸前でした。でも、そうならずに済んでよかったです。- ディルルバ・テイファン
このようなチャレンジが自分には向いていないと思っている人や、応募を迷っている人に一言お願いします。
現実的に時間を割くことはできますか?。もしできるなら、トライするべきだと思います。失うものは何もなく、得ることはたくさんあります。事実、これはすごいチャンスです。できるなら絶対やってみるべきです。それとは別に、このチャレンジにトライしない理由を考えてみてください。私の場合は、成長と学習のためでした。プロジェクトマネジメント、自立、コミュニケーション。そして自分がやりたいから、できるからモノづくりをする。もし、どれか一つでもいいなと思ったなら、やってみるべきです。- シェリー・グラフ
迷っている人には一言、「なぜ、自分の夢を追うことを躊躇しているのか」と言いたいですね。素晴らしい人たちと出会い、学ぶことができる絶好の機会です。メンターだけの話ではありません。ファイナリストのガイド役を務めるTHUスタッフや、チームメイトもそうです。彼らから多くのことを学び、そして自分の素晴らしいアイデアをも行動に移すことができるのに、なぜ躊躇しているのでしょうか?夢を掴んで走ってください。実際にトライする前に負けを考えるのは愚かです。- ステファン・ランピング
STLがあなたのアイデアを発展させるための最良手段だと考えた理由を教えてください。
STLでは、時間の管理や目標設定のサポートを受けられるだけでなく、クリエイティブなプロセスの各部分に特化した業界の専門家に指導してもらえるので、私たちのアイデアを発展させるための最良の手段でした。また、THUチームとの交流は素晴らしいものでした。とても優しく育ててくれる姿勢は家族のようでした。さらに、STL期間内に資金援助を受けたことで、プロジェクトに集中することができました。あるとないとでは大きく違ったと思います。STLに挑戦していなかったら、Kawiaはこれほど早く、これほど大きく発展していなかったでしょう。- タビ・カラバ
私にとっては初めてのことばかりでした。気まずい状況で私は力を発揮します。ですので、STLは、異なった風土でアイデアを実現させることができる、まさにそのような環境だと思いました。自分の努力がどのような形式で、どのような結果をもたらすのかわからないまま参加しましたが、STLを通じてその核心に近づくことができました。- ディルルバ・テイファン
このようにして、体験談をまとめておくことで、次のステップに進むことができますね。新しいことにチャレンジするのは大変なことですが、そこで得られる喜びは苦労の何倍にもなるでしょう。また、迷いが生じたときには、いつでもサポートチームにご連絡ください。